強アルカリ溶液に浸せば綺麗に剥がせます。
私はアルカリ性の漂白剤に1時間浸したところ綺麗に剥がせました。
但し、お薦めしません。

●こんなことをした理由。
眼鏡レンズのコーティングが一部だけ剥げて見えづらくなることがあります。
その場合レンズ交換するのが普通ですが、もし綺麗に全部剥がしてしまえばよく見えるようになり新たにレンズ交換する必要がなくなるかもしれません。

私の場合は、先日レンズが欠けてしまいレンズ交換しようと思っているのですが、数年前にコーティングが剥げた時にレンズ交換して古いレンズを貰ったままだったことを思い出し、そのレンズで実験してうまくいけば交換しなくてもいいと思い実験してみた次第です。

調べてみたところ、コーティングはアルカリに弱いという性質のようです。
http://www.lensya.com/teachingmaterial/koso-d.html

そこで家にある強アルカリ溶液を探し、これ↓と同じ漂白剤を見つけました。
キッチンブリーチ 600ml

どうせ捨てるレンズだしどうなってもいいやと思いコーティングが剥げたレンズを漂白剤に浸し1時間放置したところ、綺麗にコーティングが剥がれました。

ただ、これでレンズ交換しなくてもよいかというと結構微妙です。

●光の反射具合が変わる。
眼鏡のレンズってよくみると蛍光灯などの光が白ではなく青とか紫っぽい色で反射しています。
これはコーティングのおかげのようです。
コーティングを剥がすと白く反射しているのが見えます。
この画像(安い伊達メガネ)↓でもわかるようなピカピカした感じです。

↑画像クリックで拡大

メガネをかけて光を見るとレンズでの反射も白く見えるためかなり鬱陶しいです。 
目が疲れやすい原因になるかもしれません。
 
レンズの色も微妙に変わります。
レンズってよく見ると微妙に黄色っぽい色をしています。
コーティングを剥がすと本当の無色透明になるのでその違いがよくわかります。
 
メガネ屋のフレームに嵌っているサンプルレンズや、おもちゃの眼鏡の色ですね。
あんな感じに光の反射が目立ち、なんとなく安っぽい印象になるかもしれません。
 
●傷が付きやすい。
これは実験してませんが、コーティングには傷防止効果があるらしいので、当然なくなったら傷がつきやすくなりそうです。
私の場合、コーティング前からあった傷なのかわかりませんが、コーティングが綺麗に取れた分、細かい傷が目立つようになりフレームにはめるまでもなく見え方がいまいちでした。

買い換えるまでのつなぎとしてはいいかもしれませんが、長期間使い続けるのは難しそうです。
また、レンズを外したり付けたりする際にフレームやレンズが壊れる可能性もあるのでリスキーです。
 
いらない眼鏡で試す分には面白いと思いますが、やっぱり素直にメガネ屋でレンズ交換するのをお勧めします。

★★★

我ながら変な実験をしたものです。
結構面白かったですけどね。 
見え方がよければ本当に使ってたと思います。